Jリーグ第32節 浦和対清水

浦和1−2清水   浦和 15勝8分9敗 勝ち点53 4位

Jリーグ、残り3試合の天王山、首位鹿島に勝ち点1差の浦和。
外から見るとまだまだ優勝狙いと見えるかもしれない。
代表のカタール戦で活躍した田中達也セルヒオ・エスクデロが先発メンバーで何かが起こる予感がした。
自分の予感は的中せず、何も新しいことは起こらず、今年の浦和を象徴するようなゲームになってしまった。


見ているほうがワクワクしないんだから、やっている選手もきっと面白くないはずだ。
試合が終わった後、拍手している人もいたようだが、ブーイングも起こらなかったようだ。
コアと言われるサポーターたちも呆れて何もしたくないと言った心境なのだろう。


監督を変えるらしいが、やはり経営、経営者に問題があるということだろう。
J1のチームが18もあり、それぞれがタイトルを目指すわけだから、常にチャンピオンであることは当然困難であるはず。
常にチャンピオンになれなくても、浦和を観ることによる楽しみやサポーターに勇気や夢を与えてくれるチームであってほしい。
観客はJのNo1の集客であるかもしれないが、その多くの人を魅了させてくれるアピールがあまりにもできなかった今シーズン。
浦和で一番得点しているのはエジミウソンだが、どうしてサポーターは彼を賞賛しないのか?
遅刻の常習犯で中途退団したエメルソンだって、ゲームのときに見せてくれた彼のパフォーマンスにサポーターは
魅せられていたはずだ。その辺をもっと経営は考えてほしい。
だいたい昨年、Jリーグ王者を獲れなかったことだって、ACLのタイトルを獲ったことで責任の所在をあいまいに
したような経営者なのだから。自分はその総括が外部やサポーターに見えない形で、組織内部できっとやっていると信じていた。
1年後の状況を見ると、たぶん何もやっていなかったのかと想像できる。


それはともかく今週末は、ガンバ大阪、最終節はホームで横浜FM。
今年を諦める訳ではないが、来年のいいスタートを切るための2つのゲームであってほしい。