Jリーグ第29節 浦和対神戸

今年初めての埼玉スタジアム2002
何か理由があった訳ではない、あえて言うとお小遣いがないという理由はある。
あと年令を重ねるに従い、スタジアム観戦がおっくうになってきたというのもある。
言葉にすると軟弱な理由だと、自分でも感じる。
しかし、浦和のゲームに関しては、TV観戦、ネットでの確認、新聞の記事は継続的にウォッチしてきた。

昨日はバックロアー214入口で立見観戦。
やはりスタジアムは違う。身体全身で感じる臨場感がある。
ファーストインプレッションが鳴り響く、選手入場のとき、しばらく感じることがなかった鳥肌が立つ。
北側ゴール裏は、ビックユニフォームが拡げられた。
あのユニの肩口を持ち、引っ張っていたことがある記憶もよみがえった。

前半、”細貝がんばってるな”なんて思いながら、スコアレスで後半へ。
後半はいいところなく、終盤得点を許し、敗戦。あちこちからブーイングの嵐、嵐・・・。
”今年は厳しいそうだな”と思いながら、試合後選手が回ってくる挨拶を待っていた。
南ゴール裏バックスタンド方向に選手が何人か集まっている。
スタンドがざわめく、女性の声で、”闘莉王が泣いてる!”と耳に入る。
サポーターの言わなくていい余計なヤジで切れてしまったのかと感じた。
代表と浦和での連戦、ケガや痛みも疲れもあるのだろう。
彼の頑張りがうまく表現できず、また結果が悪い方向になってしまうため、彼独特の態度や表現に
嫌気がさしているサポーターもいる様子。
チーム内部の統制も最悪な状態らしい最近の浦和。昨日の敗戦で彼の糸がキレてしまったのだろう。
そこまで追い込まなくてもいいだろうと思い、複雑な気分。

昨晩、超勝手な妄想だが、闘莉王のメンタリティを想像してみた。

  満身創痍で休みたいのに、出てほしいような顔をされる。
  プロなんだから、自分から休ませてほしいとは言えないだろ。
  前線だって自分からは行きたくないのに、行けと言われるので行く。
  そうするとみんなにまたかとイヤな顔をされる。
  でも、たまに得点が入る、その確率はFWよりも高い。
  ブーイングだって、罵声だって、知らん顔で聞き逃せばいいのに、
  生真面目だから、マジで聞いてしまう。
  だから、怒りもこみ上げ、だれかれはばからず、涙が出ちゃうんだよ。