大相撲十一月場所 十三日目

東幕42 千昇 7勝0敗 〇 寄り切り ● 6勝1負 春日国 西幕12

今日の相手、春日国は強かった、相手の勝ちたい気持ちがテレビ観戦をしているこちらにも伝わってくる。
千昇、立会い、前に出られず、押し込まれてくる。やや引き気味になり、土俵際につめられる。
土俵際で相手を投げ飛ばして、行司軍配は千昇にあがる。
しかし、物言いがつき、勝負審判の協議は始まる、長い、結論が出ないのか・・・
偶然なのか、勝負審判に式秀親方も相手の春日山親方も入っている。
何とかお互いに勝たせたいと思って、話し合っていたのだろう。
テレビの録画をスローモーションで見ても、春日国の身体が落ちると同時に、千昇のかかとが土俵を割ったかもしれない
という見方もできる。結果、同体で取り直し。


取り直しの一番は、千昇がしっかりと相手のまわしを取り、力を見せつけ、文句ないだろう!という形で勝利。
7戦全勝だ!


幕下、もう一人の全勝力士、琴国も気持ちが勝ちたいという気力溢れる相撲で勝利。
初土俵から15年、名門佐渡ヶ嶽部屋の親方も、琴光喜琴奨菊も見守る中での幕下全勝優勝。
花道を帰るとき、カメラに写る琴国の目に涙が浮かんでいる。
お父さんだろうか、しっかり抱きかかえ祝福する。
来場所は関取に近づいているらしい遅咲きの力士にこっちも感じるところがある。


それはともかく千秋楽は、千昇対琴国の優勝をかけた決勝戦だ。
十両昇進は琴国だが、幕下優勝は千昇がいただくぞ〜!