新 浦和REDSの真実2009

この本を買うのは何年ぶりだろうか。
4〜5年前に一回買っただけだ。
今年はあまりにも酷かったので、その要因、背景に何があったのかを
自分で確認してみたかった。


前書きの部分を読んだだけで、うまく組織が回らなかったことが読み取れる。
自分は代表である藤口氏に問題があると以前から考えている。
だからこそ、最終戦の時、強烈に自分なりにブーイングをした。
ただ、代表だけではなく、チームの課題や問題点を進言できなかった取り巻きにも
問題があったということだろう。


現場とフロントが噛み合わなかったことで、それを選手が感じ取った。
ゲームでのパフォーマンスにそれが現われ、サポーターが不穏な雰囲気を感じとった。
何とか持ちこたえていた気持ちが、ACL準決勝でガンバに敗戦したことで、
完全に途切れてしまったのだろう。


それにしても、岡野と内舘の戦力外通告から、記者会見までの過程に関しては、
これまでの功労者をバカにしたとしか思えない対応だ。
当日の会見を記者から聞かされた内舘の気持ちを考えると自分でさえ心が痛む。
「クラブとしてのケジメなのだ。頼むから会見をやらせてくれ」
よくこんな言葉を発することができるものだ。