フィンケのメッセージ 〜闘莉王の復帰に関して〜

1月21日HPリリースのコメントを抜粋した。


    >私は昨季終盤の試合をスタジアムで見ましたが、
    >闘莉王は100パーセントの体調でプレーしていないようでした。
    >彼はその後手術をしたわけですが、
    >彼が再び試合に出るときには100パーセントに体調を戻して出るようにしたいと思います。
    >中途半端な形で、ある程度ケガが治ったから、またはある程度体調が戻ったから、
    >という形で公式戦に出すようなことはしたくありません。
    >なぜなら彼は日本代表チームにとっても大切な選手ですし、
    >彼本人のためにもしっかりと体調を整えて100パーセントのパフォーマンスを
    >ピッチ上で見せる準備を入念にしてから試合に出ることが大切だと思っているからです。


闘莉王はいつも無理をしていた。
浦和でも代表でも身体に傷を負いながら、ゲームに出ていた。
本当は完全に治してから出場したかったはずだ。
でもチーム状態が悪く、自分が頑張らなくてはという気持ちで無理をしていたのだろう。


フィンケのコメントは本人のことを思えばこその考えだろう。
これは自分の勝手な解釈だが、
”今がすべてではない。今のまま続ければ、選手生命自体を縮めるぞ”というメッセージも含むだろう。
それは本人に対して、サポーターへの説明、また何かと急かせるマスコミへの注意喚起かもしれない。


それにしても去年のエンゲルスや強化担当の中村修三は上記のような話を闘莉王にしなかった、
あるいはできなかったということの裏返しだとすれば、お粗末な限りだ。