2008年度(平成20年度)Jクラブ個別情報開示資料
どこのクラブも経営が厳しくなっているようだ。
昨年のJ1、18チームのうち、経常利益減益が6チーム。
神戸 ▲352百万
磐田 ▲257百万
FC東京 ▲124百万
柏 ▲68百万
新潟 ▲45百万
札幌 ▲8百万
ここまでは、減益とはっきりと表示しているチームだが、気になるのはその先。
経常利益増益金額下位の5チーム。
大分 4百万
京都 3百万
東京V 1百万
大宮 1百万
横浜FM 0
赤字決算にしたくなかったため、ギリギリというか、無理やり黒字にした印象がある。
決算報告を疑っている訳ではない。
正当な経理処理でこれが作られているはずだ。
しかし、資産を売却したり、いろいろな経理処理でこの数値を出しているのだろう。
赤字がすぐ目の前にある状態だろう。
J1チームでもこんな調子なんだから、J2以下の経営実態はもっと厳しい状況かもしれない。
来年の数値はもっとシビアになることだろう。
人件費No.1は、東京Vの2622百万。
こんなにお金をかけて、J2に陥落するのだから、どうかしていると思わせる数値だ。
内訳をぜひ見てみたい。
No.2は、浦和で2406百万。
逆に一番少ないのは、札幌の787百万。
投下できる費用の差が大きいことがわかります。
コストパフォーマンスが一番いいのはどこのチームか、探してみるのも面白いかもしれない資料である。
http://www.j-league.or.jp/aboutj/jclub/2008-9/pdf/club2009.pdf