目黄不動大祭護摩法要

9月28日訪問。
目黄不動は都内の町の小さいお寺だが、今まで訪問した中でも威厳、迫力十分のお不動様がいる寺だ。
HPを見ても、いろいろな活動を活発にされているように感じる。
仕事を休む機会があり、ちょうどその日が年に3回の大祭の日程だったため、法要に参列した。


不動堂は年季が入った雰囲気。
お不動様の像は真っ黒なお姿で、目が黄色。
最初、参拝の人は少なかったが、開始時間には一杯になる。
ほとんどが年配の檀家さんのようだ。
最初に年配の管主の挨拶。
中尊寺世界遺産申請に関する話題から、物事には表と裏の両面がある、
その両方をよく見ながら判断しなくてはならないというような話しだった。
一度退席されて、行者さん5名がお経を唱えながら、お堂に入る。
護摩を焚くのは、白い装束の若いお坊さんだ。
今はこの方の代になっているのかもしれない。
密教の印を切るというのか、結ぶというのか、ずっと細かい手と身体の動きが継続している。
当日、自分が納めた護摩木もその法要時に積み上げられ、燃やされていった。
不動堂は護摩の煙で充満して、法要は終了。


その若いお坊さんが、富士登山に歩いて出かけた時のお話をされた。
お寺を出発したときから、歩いて靴ズレがおこったとか、雨に降られてずぶぬれになったとか、
俗人的なことも多く発生したようだ。
富士山山頂から朝日を拝むところは、修行を積み重ねたお坊さんでも神々しく見えるようだ。


今回はお札もお守りもいただかなかった。
しかし、心の中のインパクトは非常に大きいものがあった。
その日の出来事をゆっくりと振り返りながら、帰路についた。