野毛山不動尊 横浜成田山別院

4月24日訪問。二ヶ所目。


もっと早い時期に訪れてみたいと考えていたお寺だった。
川崎大師から一般道でのんびりとドライブを楽しみながら、出かける予定だった。
しかし、車線を間違えてしまい、首都高横羽線に乗ることになってしまった。
短い距離にも関わらず、高速料金を払わなければならないと若干の悔いを持ちながら運転をした。
しかし、結果として、高速に乗った偶然がいい方向に働いたようだ。


みなとみらいのICを降りて、横浜観光の人たちを横目に見ながら、細い坂道を車が登る。
お寺には駐車場があるということだったが、数台止められるだけの狭いスペースしかなかった。
桜木町駅から歩いてわずかな距離の場所にあるのだが、山肌の狭い敷地にあった。
思っていたより、小さいお寺というのが第一印象。


本堂に入ると、お坊さんが堂内にあがるように勧めてくれた。
一番前列に座り、お経を読ませていただいた。
少し時間が経ち、帰ろうかなと考えていた。
意識はしていなかったが、少しずつ人が増えて、お坊さんの動きが活発になったような印象だった。
ちょうど15時、護摩修行が始まる時間だったのだ。


過去からお寺を訪問する時は、護摩修行の時間に出かけたいと考えていた。
しかし、当日は出かけること自体が遅くなり、また川崎大師で思ったよりゆっくりしてしまった。
そのため、横浜成田山での護摩の時間が何時なのかという意識が欠落していた。
たぶん首都高に乗らなければ、この偶然に出会うことはなかったような気がする。
これもまた縁と考えたい。
お坊さんのお経に合わせるように経本を読み、再びお参りをさせていただいた。
お寺の方が護摩の火に自分のバックをあてていただくことまでしてもらった。


偶然が自分とお寺により深い縁を持たせていただいた印象を今も持っている。