埼玉栄、準優勝!


埼玉栄、本日の埼玉県大会決勝戦、残念ながら敗れてしまった。
応援していたのに残念な結果になった。


先日の日曜日、春日部共栄埼玉栄の準々決勝を観戦した。
応援していた春日部共栄は敗れはしたものの、埼玉栄には別の思い出が自分にはあった。


二年前の6月、埼玉栄のサッカーグランドで試合を見る機会があった。
その試合が終わり、車の置いてある駐車場に戻るまでの100メートル位の距離があっただろうか。
そこまでの間に埼玉栄の野球部のグランドがある。
ちょうど練習が始まろうと、部員たちがユニフォームを着て、道具を抱えたり、グランド周辺で準備をしていた。
自分が車のところまで歩いていると、その部員たちが、立ち止まり帽子を取って、”こんにちわ!”と元気良く挨拶をする。
ひとりではない、すれ違う部員が次々にそんな風に挨拶をする。


当然、自分に挨拶をしているとは思っていなかった。
自分の後ろに先輩やOBやコーチがいるものだと思っていた。
自分の後ろにいる妻が自分に声をかけた。
”ちゃんと挨拶しなさいよ”
身知らぬ自分に対して、彼らは律儀に挨拶をしていたのだった。
グランド周辺にいる人たちに対して、ちゃんと礼儀正しく挨拶をすることと教育されているのだろう。


スポーツの強豪校であり、部員は100名位いるかもしれない。
一軍は20名程度。単純に考えると、5軍までいるという計算になる。
小学生、中学生のとき、チームのエースクラスでもハイレベルの高校に入ると凡になってしまう部員も多いだろう。
レギュラーを目指しても、ケガをしたり、不運に遭う選手もいるだろう。
試合に出られない、一軍に選ばれないことで、ふて腐れる生徒もいるだろう。
でも、一軍を応援するため、スタンドで懸命に声を張り上げる部員たちがたくさんいる。
試合の前後、中盤にグランド整備をする部員がいる。
大会のキップのモギリやパンフレット販売する部員がいる。


どんな立場や役割を担っていても、グランドで練習して、見知らぬ人に対してでも気持ちよく挨拶をする部員たちがいる。
自分に厳しく、律することで、テクニックだけでなく、心も強く成長するのだろう。
埼玉栄春日部共栄だけでなく、そんなモチベーションで高校生活を過ごしている彼らを応援したい。
そんなことを思った。


写真は今朝の埼玉栄のグランド遠景。
手前がサッカーグランドでその先の高いフェンスが立っている先が野球場。