高尾山 薬王院


8月29日訪問。
高尾山にはもう少し涼しくなってから出かけようと思っていたが、早めに起きたため、急遽出かけることにした。
高尾山周辺は数年前車で行き来したことはあるが、山登りは小学、中学、高校の遠足以来だと思う。
いつもはケーブルカーで中腹まで行くのだが、今日はリフトに乗った。
リフトがあんな長くて、急上昇すると思っていなかった。
少し怖くて、ポケットに持っていたケータイを取り出して、写真を撮ることができなかった。


今回の目的はハイキングでなく、薬王院参拝。
12時半の護摩修行の時間にちょうど間に合った。
ハイキングがてらお参りする人は多かったが、本堂の中に入って、お参りする人は少なかった。
年配の方が多く、御札をお願いしているような方が数人いた程度。
時間になったら、法螺貝を吹きながら、お坊さんが10人位登場。
お経が始まり、時間とともに護摩の火が焚かれていく。
般若心経になったとき、太鼓の音が大きく堂内に響き渡った。
直後、黒い被服のお坊さんが、”皆様、飯縄大権現様の御前にて順番にお参りを”と案内。
一人一人の手にお香の粉をつけていただき、扉を開いた飯縄大権現(いずなだいごんげん)の御前で直接お参りをした。
目がキラッと光り輝き、威厳に満ちた仏像であることを感じた。
そのお参りが済み、もとの席に戻ろうとすると別のお坊さんから、”お手元お守り”という小さいお守りをいただいた。
護摩修行も終わると山伏の格好をしたお坊さんが挨拶をして、法螺貝の音とともにお坊さんたちが退出されていった。


ここもまたしばらく時間が経った後、再度訪問する場所だと心の中で感じている。
高尾山口からリフトに乗り、そこから薬王院まで20分程度の上り気味の道の連続。
今回は夏霞がかかり、広大な景色を臨むことはできなかったが、空気が凛と澄み渡る環境に気も引き締まる実感がする。
三大不動のひとつに数えられるだけの威厳十分の場所だった。