平成二十二年五月場所 式秀部屋力士成績

幕下  東三十一   潮光山  5勝2敗<勝ち越し> 


幕下  西三十八   大河   4勝3敗<勝ち越し>


幕下  東四十    千昇   3勝4敗  


序二段 東筆頭    海翔   5勝2敗<勝ち越し>   


序二段 東九十七   潮来   4勝3敗<勝ち越し>


序二段 東百九    秀豊   3勝4敗


序二段 東百二十一  式乃川  2勝5敗


序二段 東百二十三  若戸大橋 3勝4敗 


序ノ口 東六     玉光   4勝3敗<勝ち越し>


序ノ口 東十五    本橋   3勝4敗 


<寸評>
10力士中、5力士が勝ち越しといい形で終えた。
特に潮光山の5勝は見事。
負けは旭秀鵬と寺下というくせ者相手。
勝ち相撲は相手の懐に入り込み、押し出す相撲が際立っていた。
勝利の後、支度部屋へ戻るときのフットワークの軽さが好調さを物語っていた。


大河は粘り勝ちの勝ち越しと言っていいかもしれない。
前半は黒星先行で厳しい流れだった。
二番目、中野相手に勝ったと思ったが、思わぬ敗戦。
それに腐らず、次を白星としたことがよかった。
最後の二番、琴勇輝と古市戦の勝利はとても大きい。
自己最高位の勝ち越しは次につながる予感。
七番目くせ者古市との勝ち越しをかけた戦い、仕切りは神経戦だった。
相手のペースに巻き込まれなかったのが、勝因だと感じる。


千昇は少し残念。
前半白星先行でよかったが、後半息切れか?
立会いで前に出られなくなってしまったのが心配。
足の具合が悪いのだろうか。
七月、名古屋で再び活躍する姿を見たい。