成田山新勝寺 その2




写真は平和大塔である。
お寺の奥の方にあり、大本堂から数分歩くことになる。
敷地の大きさは半端ないものがあるようだ。
平和大塔は昭和59年建立というから、約25年位になる。
そんな時間が経っているにも関わらず、きれいに整備されている。
二階から見る不動明王は非常に巨大でピカピカしているように感じる。
これから何千年とこれが残されていく、それぞれに時代を超えてどんな世界になっているのか。


一階に写経道場があり、今回区切りの巡拝と考えていた。
そんな思いも抱えながらの訪問であり、心に思い描いていた通り、写経をすることにした。
通常は一時間位らしいが、一時間半の時間を費やしてしまった。
お寺で写経をするのは、昨年の秋、京都の青蓮院門跡以来、2回目。
写経の仕方があるようで、お寺の職員の方に教えてもらった。
100席位あるようだが、写経をやっているのは、女性が一人だけ。
自分はその隣の席に座り、個人用の扇風機をつけてもらった。


静寂の中で、一字一字書き進んでいく。
上手く書ける字、気に入らない字、様々だが、書き終えると安堵感が心を支配する。
そんな思い出も残る初めての成田山だった。